新型コロナクラスター対策専門家のメッセージについての意見

 

論理的な誤りを淡々と指摘する投稿です。

専門家が出す記事だから安易に鵜呑みにせず、懐疑的に判断もせず、あくまで文章からわかることを指摘します。

 

 

2段落目

・危機感のレベルがオーバーシュートしてしまっているように感じられる

3段落目

・非常に低いレベルに設定されている人工呼吸器などの集中医療の限界を超える危険性が迫っている

 

危機感がオーバーシュートしている(すなわち危機感を持ちすぎ)と言っておきながら、集中医療の限界を超えると言っています。もう少し落ち着いたら医療の限界は超えないのかと言われたらそうではないでしょう。集中医療の限界を超えるのなら、そうならないようにもう少し危機感を持て、と伝えるのではと思います。

 

5段落目

・集中治療の限界を超えることと欧米の医療崩壊には大きな隔たりがあって、日本はまだその状態にない

 

4段落目まで、集中治療ができないと救える命が救えないと表現していて、その状態は超えても、欧米ほどの医療崩壊には至らないと考えています。押谷先生は、「集中治療が限界を超える危険性が迫っている」とおっしゃっていたようですが、それを超えてしまうことは起こりつつあると認めています。

危機感を抱かせたいのか、集中治療は崩壊してもまだ医療は大丈夫だよと安心させたいのかわかりません。

 

6段落目〜8段落目

・感染者の急増が一定の段階を超えると、感染者が指数関数的に増えていく

 

この辺りデータがないのでわかりませんが、おそらく1日あたりの患者数の増加の割合がある閾値を超えると指数関数的に増えると言っています。(はっきりいって当たり前です…)そもそも、感染者が増えれば増えるほど、特にクラスターが特定できないような感染経路が不明な感染者が増えれば増えるほど、それは指数関数的に増えるはずです。指数関数的に増えることは当たり前なので、どのラインが「急増」を意味するのか示す必要があるはずです。

 

・都市封鎖をして自宅待機を徹底させる必要がある状態にはまだない

 

そもそもの根拠となっている、集中治療が崩壊→欧米の医療崩壊のラインがどのくらいなのか、そのためには感染の急増をどの程度までに抑える必要があるのかが不透明です。

これは文章にはないですが、検査数が少ないとも言われており、実際の感染者がどの程度か不明です。そのような状況下で集中治療が崩壊するのが迫っていて、それでもこのままでいけば大丈夫と思える根拠がこれだけでは乏しすぎます。

 

・いわゆる「3密」のホットスポットに行きさえしなければ…

感染者の感染経路を特定するのは、あくまで「3蜜のスポットに行ったから、感染した」という事例の集まりです。それはあくまで傾向の話で、3蜜のスポットに行かなければ感染するリスクは低い、とまではいきません。感染経路が不明の感染者が増えている今ならなおさらこうとだけ結論づけるのは早計だと素人目線でも思います。

 

・3密のスポットで大声を出す環境で感染が指数関数的に拡大する

事例として、ライブハウスが考えられています。そのため医療現場に殺到することを避けるよう求めています。しかし、3密を避ければ指数関数的に感染は拡大しないという根拠はないです。それなのに、3密を避けると感染は拡大しないと断定しています。

 

 

まとめ

そもそも私たちが想定している医療崩壊は、集中治療の限界が超えてしまうことなのですが、押谷先生の中ではそうではないようです。はじめの文では危機感を煽りながら、そのくらいは仕方ないけど3密防げば大丈夫だよと言われても納得しないでしょう・・・

だって、3密防いでも、もし感染して重篤化したら集中治療受けられなくて助からないよと言っているのだから…。

 

そもそも指数関数的に増えなくても増加量が治る量より多ければいずれ医療は崩壊する気がします。指数関数的という表現には気をつけて欲しいです・・・